この記事では、発達障がいを抱える子どもの偏食の原因や、対策について解説します!
多くの大人は、好き嫌いをしている子どもに対して、こんなことを言ってしまいがち。
「苦手なものでも頑張って食べよう」
「好き嫌い言ってはいけないよ」
偏食は、多くは努力や成長につれ、苦手な食べ物を克服することができます。
しかし中には、発達障害(自閉症スペクトラム障害など)を抱えているため、克服をすることが難しい子どももいます。
子どもの好き嫌いがひどい。
せっかくご飯を作っても食べてもらえなくてつらい…
何が原因で食べられないんだろう?
子どもの偏食で栄養バランスが心配…
どうやったら食べてくれるのか対策を知りたい
偏食の理由は子どもそれぞれ。
一般的に言われている理由や対策を紹介しますので、お子さまに当てはまっているか確認してみてくださいね!
- 発達障害の子どもの偏食で考えられる原因
- 子どもの偏食を治すために効果的な方法
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発達障害の子どもの偏食原因とは?どうしたら食べられるようになる?
発達障害の子どもの偏食の原因として、3つが挙げられます。
それぞれ具体的に説明していきます♪
原因①感覚過敏の問題
自閉症スペクトラム障害などの発達障害の特徴の1つに、「感覚過敏」があります。
周りの音や匂い、味覚、触覚など外からの刺激を過剰に感じられ、激しい苦痛や不快を感じることをいいます。
- 視覚過敏
- 聴覚過敏
- 触覚過敏
- 味覚過敏
- 嗅覚過敏
などがあります。
たとえば、視覚過敏を抱えている場合は、イチゴのブツブツが目に飛び込んできて「気持ち悪い」、「怖い」と感じることがあります。
白色や赤色の食べ物は食べられても、それ以外の色の食べ物は食べられない。
また、黄色の食器で食欲が減退するなど、食べ物だけではなく食事に使う道具で食べることを拒否することもあります。
また、触覚過敏を抱えている子どもは、食べ物の食感が苦手な場合が多いです。
たとえば、ジャガイモのホクホク感、キノコのツルツル感など…
揚げ物は、口の中を針で刺されているような感覚があって「痛くて食べられない」ということも。
他にも、食べ物を噛む音が気になる聴覚過敏、食べ物の匂いが気になる嗅覚過敏、酸味や辛味、苦味などを極端に強く感じてしまう味覚過敏があります。
このように、感覚過敏によって特定のものが食べられないケースはたくさんあります。
原因②こだわりの強さ
発達障害の特性の1つとして、「こだわりの強さ」があります。
特定のものや行動に対して強いこだわりを持ち、特定のものや想定外の出来事に対して強い抵抗を示します。
原因③口腔機能的な問題
口腔機能が弱いと、以下のような状態になることがあります。
- 舌の送り込みが弱いため、ミルク・ヨーグルト、特定のベビーフードしか食べない
- 舌を左右に動かすのが難しく、うまく噛めない
- 噛めてもすりつぶしが出来ないため、ハンバーグなどやわらかいものしか食べない
- 噛みやすいものばかり食べているため、噛む力が付かない
子どもが偏りなく食べられるようになるには?
ここまでは、発達障がいのお子さまの偏食の原因を紹介しました。
ここからは、子どもが偏りなく食べられるようになる方法を、4つ挙げています。
それぞれについて詳しく解説します!
偏食対策①「偏食」に対する考えを見直そう
偏食はわがままだ
子どもにはきちんと栄養をとって欲しい
などと考えている大人は多いですよね。
しかし、感覚過敏などを抱えている場合、無理して食べると嘔吐などの拒絶反応が出ることもあります。
また、大人から叱られた経験により、ますます食事に対して不安感が増してしまいます。
偏食対策②調理方法を変えてみよう
調理をするときは、子どもの食事の傾向を把握し、その子の特性に応じて調理方法を考えていきます。
たとえば、固いものが食べられない子どもには、ごはんをミキサーにかける、細かく刻む
柔らかいものが食べられない子どもには、具材を素揚げしてサクサクにする、凍らせる
食べられるものを色で判断している場合は、受け付けられる色の食べ物を出す
熱いもの、冷たいものが食べられない場合は、食べ物を冷ます(温める)
また中にはカレー、焼き魚など、2つの食感が混ざっていると不快に感じる子もいます。
その場合は無理に一緒に食べるのではなく、ルーとご飯を分ける、魚を骨、身、皮などを分けるなど、食感ごとに分けて食べるといいです。
このように、子どもの特性に応じて調理の方法を変えることで、食べられることがあります。
是非いろいろな調理方法を試してみてください。
偏食対策③安心感を与えよう
発達障害の子どもの中には、強いこだわりや、未経験のものに対する不安感を強く抱えている子が多くいます。
知らない食材が出てきたときや、食材の原型が分からず不安に感じているならば、調理している様子を見せてあげましょう。
偏食対策④食事の環境を整え、食事の時間を楽しもう
食事をするときは、様々な道具を使います。例えば、皿、箸、フォーク、スプーン…。
発達障害のある子どもの中には不器用なため、箸をうまく使えず、食事を拒否してしまうこともあります。
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温冷感覚の過敏を抱える子どもは、金属製のスプーンやフォークを冷たい(熱い)と感じる場合があります。
その場合は、プラスチック製のスプーンやフォークを使用するのがおすすめです。
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また、本来食事をする時間は楽しいはずです。
嫌いなもの、苦手なものを我慢して食べても、楽しくないですよね。
栄養を考えて食べて欲しい場合は、
- 食べる量を子どもが決める
- 大好物と一緒に食べる
- 子ども好みの盛り付けをする
など工夫をしてみましょう。
子どもと安心して「楽しい」と感じる食事の時間を過ごせるといいですね。
発達障害の子どもの偏食原因と食べられるようになるコツまとめ
発達障害の子どもの偏食の原因を解説し、食べられるようになるコツをまとめました。
偏食の原因は、感覚過敏などの問題があり、無理して食べさせようとすると、食事への不安感が増してしまいます。
まずは、偏食に対する考えを見直し、調理方法を変える、食事の環境を整えるなど、子どもが安心して楽しく食事ができる方法を見つけていきましょう。
お子さまの偏食改善に特化したミールキットというのもあるので、試してみるのも良いでしょう。
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お子さまが楽しく食事をできるよう、がんばりましょう!